〔作詞〕みどりの薬瓶

みどりの薬瓶(くすりびん)

 

カプセル入りの みどり薬瓶

蛍光灯に 照らされて

鈍い光で 調剤室の

机を静かに 染め上げる

 

絡みつくような その甘い香り

悩まぬ者の ための薬

 

青い薬の みどり薬瓶

ガラス戸棚に いつもある

鈍い光の 瞳のぼくを

冷えた微笑で 引き寄せる 

 

絡みつくような その甘い香り

悩まぬ者の ための薬

 

山岸凉子「妖精王」のイメージから。

〔作詞〕帰蝶

帰蝶

 

噂に名高き 若殿は

朱鞘の大太刀 茶筅髷(ちゃせんまげ)

信長まことに うつけなら

この懐剣で ひと突きに

 

 

中略

 

水色桔梗の 十重二十重

是非もなしとの 大殿に

薙刀置いて 差し出す

この懐剣で ひと突きに

 

天龍城シリーズとして試作。

後で修正するかも