作詞
8月6日に、作曲をしている友達に促されて試しに作詞をしてみて、1週間と少し。 このときは、坂口恭平さんのこのツイートにも背中を押された。 死にたくなっているひとが電話をかけてきて、もうどうにもこうにもいかないというので「現実は放っといて今、…
あたりまえマインド そこのベンチでいい 誰に見られてもいい 欲しいモノなどない 買う程のものはない 缶ビールで乾杯 街灯の下乾杯 これがあたりまえの日々 きっとあたりまえの日々 終電まででいい 展開なくてもいい 入る店などない 調べるまでもない 缶ビー…
終焉 この灰は どこまでも どこまでも 黒い 爪先から 肩も胸も 鼻先も 敷石の レンガ積みの 正しく並んだ この町を すべて均していく灰だ この潮は どこまでも どこまでも 黒い 爪先から 肩も胸も 鼻先も 白壁の タイル貼りの 灯台見守る 我が湊 すべて溶か…
ふしぎ図書館 ふしぎ図書館 地下2階 サンダルウッドに 誘われて いたずらピクシー 迷い込み 革の表紙の すべり台 ふしぎ図書館 地下5階 ステンドグラスに 照らされて 螺旋階段 渦を巻き 雲路の果ての 訪問者 ※ ファイナルファンタジーⅤの図書館のイメージ…
黒牛のゆめ牛は黒牛 夜の河流れにその身を 横たえて北極星の 天蓋に今日も友達 探すのです 牛は黒牛 夜の河シルクの泥に 包まれてアンドロメダの その先に小さな流星 呼ぶのです ※ 8月13日、今朝作成。 前尾繁三郎の綽名「暗闇の牛」、NHKみんなのうた…
山んばとうに失くしたかんざしの 刃先のように尖がった山のふもとに小屋かけて 旅人を待つ誘蛾灯こんな私に誰がした こんな私に誰がした 沢に隠れた洞窟の 鏡のように澄みきった泉の底から手を伸ばす 旅人喰らう般若面こんな私に誰がした こんな私に誰がした…
湖畔まで今日はおつかい だいじな日すりばち山の 向こうまで姉さんかむりに にじむ汗犬吠峠を 越えてゆけ 今日はおつかい だいじな日野ウサギたちも 道譲るふりさけ見れば つづら折れ山際にじむ 雲を追え 今日はおつかい だいじな日頼みのランプ にぎりしめ…
ただそれだけ1万年の眠りから覚めて だんだら山が 鳴るもんどりうって 逃げる村びとそこに意味はない なにも意味はないただのあくびが 長いだけ 1万年の孤独から覚めて ごんごろ 山笑う乳飲み子抱いて 走る村びとそこに意味はない なにも意味はないただ 寝…
平成28年のナガサキ上京からもう7年 とうとうアイツに決めたからアルバムひらく縁側ないね? 秋桜に話しかけてみるそれでも マックの 月見 買ってきたよ写真はLineでママにも送るのこんな日が千代に八千代に つづきますように 羽田からモノレールライン …
覚えているよ針の穴を通ったラクダ むらさき砂漠を進む旅団折り紙の星たち レジメンタルの軌跡これはいつかの恩返しなの わたしを覚えていてくれたなくしたはずの水差しも ホラ もとどおり 海を切り裂く魔法の杖 竜の城まで進む階段空へ続くアーチ フェアリ…
夏の墓標滑走路みたいに伸びてる大学通りの夕暮れファミマで買う ガリガリ君 水色今日も一日 ごくろうさん飛行機雲が横切る三角屋根の駅舎で同じ電車の 弥勒のような 横顔今日も一日 ごくろうさんもう帰らない日々 もう帰らない日々国立 国立もう帰らない日…
くびながりゅう夏の夜空 くびながりゅうが舞うあちらこちらに いなびかりビルはまばらな 多摩なのに窓を開ければウロコの臭い海も見えないまちなのにりゅうのひげ雲をくすぐり揺れる蝉も鳴きやむ いなびかり中央線は 動くのに涸れ川が息吹き返す奇蹟ゴジラも…